たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

ゴージャス、ゴージャス、ゴージャス!

「コンフィデンスマンJPプリンセス編」を観てきた。

ご存じ長澤まさみが最高の美人詐欺師を演じるコメディである。

昨年の「コンフィデンスマンJPロマンス編」でヤクザの赤星、そしてかつてコンビを組んでいてた天才恋愛詐欺師・ジェシーを気持ち良く煙に巻いたダー子たちが今回狙うは世界有数の大富豪フウ家。遺産相続に首を突っ込んでド派手にコンゲームを仕掛けていくダー子の頼もしさは前作から変わらずでとても気持ち良いです。「この年でドラゴン桜やるとは思わなかった」ってセリフに笑った。

 

このシリーズ、なんといっても最後に必ずダー子が笑うのがわかっているのでこっちも気持ち良く観られるのが大きい。

それから、なんといってもやはり画面がゴージャスなのが最高だった。

どこをとっても適材適所かつ豪華な役者陣がイキイキしているのをスクリーンで観られる。そして笑っていられる。今一番ほしかったものってこれじゃないかなっていうくらいの。

 

この映画はとにかくまずは長澤まさみに尽きる。

ていうか長澤まさみが出ている映画はとにかく長澤まさみに尽きる。

「キングダム」の楊端和と「コンフィデンスマンJP」のダー子、この2つが一緒に観られた昨年は神がかってたなって今でも思うくらい。

頭のキレが抜群の美人詐欺師って言葉が似合いすぎんのよ、まさみ。

そして対照的に、なんで詐欺師やってんのかわかんないお人好しのボクちゃんと、とりあえず何でも乗っかってみるフットワークの軽さが可愛いリチャード。

3人の掛け合いが可愛くて、特にダー子とボクちゃんの関係性がたまんない。

それでいて、ダー子にはジェシーというかつての仲間と、宿敵赤星もいる。

昨年のロマンス編でも思ったことなんだけど、ダー子とボクちゃん、ダー子とジェシー、ダー子と赤星、どの組み合わせもそれぞれオイシイっていうのが凄い。

基本はダー子とボクちゃんなんだけど、ダー子とジェシーのちょっと色っぽく絡みつつ会話の端々から感じるバチバチ感とかたまんないし(ダンスのシーンにめちゃめちゃ笑った)、最終的に取り逃がして嬉しそうに笑う赤星の、ダー子への愛(?)も観ていてオイシイ。

三者三様の、ダー子との関係性が今回も引き続き観られて楽しかった。

春馬くんは前回よりも色っぽくそしてよりチャーミングなジェシーを演じていた。

赤いスーツがあんなに似合うかよ普通?それいったらまぁ紫のスーツ着てる東出くんも凄かったけど。この2人侍らせるダー子すげぇな…。

赤星はなんていうか、言うならばコナンと怪盗キッドみたいな関係になりつつあるっていうか、今後も続編が作られていくのならばこの2人の関係性が肝なんだろうなっていう感じになってる気がする。

加えて、竹内結子広末涼子、クセがありまくる役をそれぞれやっていて、こちらも続投なんだけど引き続き観られることがありがたかった。広末涼子は最近おもしろい役やるようになったなーというイメージ。

あとはプリンセスのコックリがまさにヒロイン、まさにプリンセスだったねぇ。

初めて見た子だったけど途中ずっと広瀬すずに似てるなーって思いながら観てしまった。でもプリンセスだった。

久しぶりに映画館に行ったけど、楽しかった。

俳優はテレビ画面の中で、スクリーンの中で色あせることなく生き続けていけるのだなぁと、思いたくなった。どうしても、そこ思っちゃうよね。だってスクリーンの中の彼はあまりにも輝いてあまりにも可愛くてあまりにもかっこよかった。彼に限らず彼女も、あの人もこの人も。

映画は楽しい。

映画泥棒はパルクールやってたし(オチそこなの?)。