たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

『Endless SHOCK-Eternal-』観てきた

春の帝劇でのみの公演となるEternal。

残念ながら今年も私はエタのみしか引っかかっていないのですが、最後のエタとなるので観られて良かったなという気持ちになります。

やはりそれくらい、こーさまの作る舞台は信頼がおけるんだな。

とはいえ昨年はヒロミツのエタであったし、オーナー役は島田さんであったし、刀渡しはハラだったし、もう別物だよね。

さて春の帝劇SHOCKの大きなトピックは寺西拓人復帰にして最後のSHOCKです。

このエタは2021年に出来た演目で、いくつか改訂が加えられているので初期と現在とでは結構違っている面があるのだけど、だからそれを、初期エタでしか知らない寺西で観られるというありがたみ、つまり何が言いたいかというと、

 

 

 

ラニシのたすき掛け

 

これだよ!!!!!!!!!!!!!!

もう永遠に観られないと思っていたテラニシのたすき掛けェェェ

そうでした、昨年エタにもたすき掛けが登場して、越岡さんザキさん原ちゃんで観られてテンション上がってたのを、思い出しましたが!

いやー寺西のたすき掛けたまらんかたったな…もうこれ観れて満足しちゃったとこある。

これだけじゃなくて、ソリタリを再び観られたこともそう。

ラニシ、コシオカの隣にいるときの「しっくりさ」というものがもうやっぱり全然違うというか、綺麗にまとまってる感じがしてとても良いんだよね。Higherとかも同じく。ハラのガツンとくる個性の強さも好きなんだけど、スマートなテラニシのソリタリ、やっぱりたまらんものがありました。いやーかっこよかった。ソリタリのダンスに関してはコシオカのほうがガツガツ行ってる感じがあるんだよね、テラニシと比べると。

過去に寺西が出ていた時期のエタと大きく違っているのがそのたすき掛け復活と、あともう一つはライバル役が刀を渡したときの回想を自らする一幕最後の場面ですよね。

刀渡し役とライバル役の、いわば二人芝居。本編にはない語りがあるのである意味オイシイ場面なんだけど、本編でコウイチが刀渡したテラニシ(昨年ならハラ)を見て名前を呼ぶ場面、エタは語りで進んでいくのでそれぞれの演技が違ってそこがおもしろかった。昨年のハラの語りは、コウイチがハラの名前を呼ぶところ、溜めて溜めて静かに「…ハラ」って言うんだけど、今年のテラニシはもっと悲愴感と興奮が混ざった「テラニシ!」だった。それぞれの役作りだよなぁ、こういうのが楽しみの1つでもあるよね。

 

そういうわけで寺西に関しては大変良いもの観させてもらいましたの連続だったんだが、作品自体としては何よりショウリです。

勝利くんのライバル役は2年ぶりに観たのだけど、まるで別人。

シーンごとのメリハリとかもそうだし最後の群舞のときなんか一昨年とは比べ物にならない感じじゃない?そっちにびっくりしたわ。勝利くん、SHOCKがずっと好きで、っていうのは昔から言ってたけど、なんだろうここへきて、いよいよ堂本光一に人生狂わされたんだろうなって思いましたね…一体どういう感想だよって話だが、なんかそう思ったんよな。

あとこの日の勝利くん、気合いのオールバック!何事かと思った。毎日そうなのかな?

そういうの含めて、激しいライバル役に変貌を遂げており、そういう意味でもここでSHOCKが終わるのはもったいない気がするんだよな。

それと座席が2階席後方だったんですが、オケピが見える経験が初めてでテンションが上がり、あと、だからなのか音の広がりがこれまでより感じられた気がするんだよね。

で、舞台全体を、奥まで見渡せる座席というのも初めてで、階段落ちとか殺陣とか、本当にギリギリまで前に出て演技してるのが改めてわかった。そんなことは絶対ないんだろうが、落ちんじゃないかと思っちゃうレベル。

それから群舞の華やかさ。俯瞰して観られるので、人数の多い群舞はとにかく華やかさを改めて感じることが出来る。2階席だから仕方ないんだろうけど、双眼鏡族が多くてもったいないよなぁ。まぁそんなもんは個人の勝手だからどうこう言う筋合いはないんだけど、単に動きが視界に入ってきて邪魔で仕方ないんだよね。

もう1つ、コウイチのフライングがまさに「飛んでいる」という感じでとても幻想的だった。昨年は2階席の2列目どセンで、1階席は舞台以外見えない状況だったので「向こうからコウイチが迫って来る」感覚だったんだけど、今年はそのフライングをさらに上から観るような形だったのでレーザーの海の上をコウイチが飛んでいるように見えて、より一層、この人は天に召される感があったんですよね。最後に観るEternalとしてはこれ以上ない座席だったんじゃないかという気すらしている(単純)。

 

さて唯一チケが取れたこの日公演、前田美波里さま最後のEternal公演だったらしく、最後に少しご挨拶がありました。

最後です、ひと区切りですというこーさまに対して「区切りをつけないでくださいよ、また舞い戻ってくるつもり」と笑うBeverly、切なそうでしたね。60年やってきて2作品を同時に公演するなんてことはなかった、キャストも大変だけどそれ以上にスタッフが大変、というお話も。冗談で「光一さんのわがままで~(笑)」って言っててとてもチャーミングだった。オーナー役がWキャストになって島田さんが参加することによって、Beverlyのオーナーは、よりチャーミングな面が前に出てきたなぁと思っているんだけど、なんかそのまんまって感じで可愛かった。

このエタはコロナ禍に出来たものでビバさんにもたくさん助言をいただいた、とこーさま。そうだねきっと、まさに「show must go on」の精神が詰まった作品なのだろうと思う。コウイチの思い出の欠片を拾って仕舞う、というような表現がとても詩的で素敵だった。そういったものを初期から観られたことは、何気に貴重なことだったような気がする。

そしてこーさま、エタは皆がコウイチコウイチ言ってくれるから「皆俺のこと大好きなんだな!!」と思って袖から見ているという話(笑)。

それを聞いて「おもろいっすねそれ」って返せる越岡さんがさすがだったよ~~そんなずっと思ってないとか言ってて、これぞこーさまの右腕って感じで、見ていて滾る瞬間でした。

こーさまも言っていたけど春の帝劇はこの公演で折り返し、後半戦も本当に健康とケガには気を付けて、、、声とかもね、本当にね…。

 

私は春の帝劇はこの1回で終了です。

次は梅芸や~!ナイツテイル初演以来の遠征や~!(だいぶ前)