たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

『Endless SHOCK -Eternal-』観てきた

今年のSHOCKは勝利くんときたみつのWキャスト、そして本編とエタの同時公演ということで、誰が全部行けるんだよクソがと思っていましたが、どうやらそこそこいるようで、堂本光一様におかれましてはそういう頭のおかしい人たちがマジョリティだとは思わずにいてほしいですね。SHOCK自体がかなり内輪向けの舞台ではあるのであんまり期待は持てませんが。

どっちも観てくれたほうが解像度が上がるのでぜひ、というのはわかります。

なので、円盤はほしいです。1公演しか行けない人が大多数だと信じていますので。

 

最初からめちゃくちゃ愚痴ですが、昨年帝劇でショウリは観たので、今年はとにかくヒロミツに全振りして申し込んだところ、なんとかエタだけ引っかかりました。ありがたや、ということで念願の帝劇ヒロミツです!!!!!!!!!!!!!!!!

まず、Eternal自体がかなり本編に近くなってる感じはしました。

勿論ストーリーは3年後であり、そこは変わらないんだけど演出がかなり本編に近くなっているなという。それはラダーフライングであったり襷掛けであったり、まぁこのあたりはやはり、Eternalだけしか観れない人のことも考えているんだろうなという気はするけど本当にその通りですありがとうございました。

何故かというと、2階席前列どセンの席だったので!!!!!!!!!!!!!!!!

ありがとうございました、舞台からコウイチが向かってきました。

顔ちっちゃ!鼻筋えぐ!脚ほっそ!!てか全体的に小ぶり!!!!!!!

って思って観てたけど、同時にその鬼気迫る表情に圧倒されてしまって、すごいもん観た、と思った。

二幕終盤でかなり体力的にもキツイ時間帯であろうことと、ストーリー的にもクライマックスなこともあって、堂本光一とコウイチが完全に一体化し、そこにめちゃくちゃ鬼気迫るあの表情、凄かったんですよね。体力精神力、共に限界に近いギリギリの場面なんだろうな。圧巻でした。命賭けてるんだなっていうのがなんかこう、本能的に理解しちゃうので怖れが凄い。変な話、ライバル役が彼を羨み、恐れる気持ちの100億分の1くらいはわかるような気さえする。

でもまぁこーさまについては、もう近すぎたのでこれ以上の感想が出てこないです。

そんなわけで、座席分かった時点で完全に今回はヒロミツロックオンで行こうと思った。ありがたいことに昨年3回も観に行ったので、コシオカもマツザキもショウも諦めた。ハラは昨年座席の見え方の関係上どうしてもソリタリが見えなかったので、観ました(笑)。

それにしても恋に恋い焦がれた念願のヒロミツ、いやー良かったですね…語彙力が飛びましたね…。

いきなり観たのがエタということも大いにあるんだろうけど、ここ最近ずっとエタしか観てないからそこから比べても、ヒロミツの「大人」加減が群を抜いている。

ライバル役というのは、コウイチに実力も人気も劣らないのにどうしても、一筋だけ、ほんの一筋だけ敵わない何かがあって、その一筋がとにかく深いところに旨味がありまくる役だと思うんだけど、ヒロミツは、そういうことをすべて「知っている」というか「悟っている」感が凄いんですよね。自分の実力、コウイチの実力、自分とコウイチの差、そしてその差が埋め難いこと、すべて「知っている」。「本当は気づいている」じゃなくて、「知っている」なんだよ。自分だけでなくコウイチ、果てはカンパニーを冷静に見ていて、だからその分闇が濃そうなんよね。いやーそのあたりがめちゃくちゃ良いんだわ…。

その、「大人が抱える苦悩と爆発と後悔の姿」が大変、、大変、大っっっっっっっっ変に色っぽいんですよね。私、ライバル役にここまで色気を感じたことはないかもしれない。

ヒロミツが今回黒髪で前髪長めっていうのもかなり大きい。

動くと前髪が顔にはらりとかかって、それがまた大変に色っぽくて大好きなやつでしたね。

あとエタはどうしてもカンパニーの後悔の物語だからみんな苦しそうな顔のほうが多いかなっていう感じなんですが、ヒロミツとハラがあの階段の場面を振り返るところとかビリビリしててめちゃくちゃ良かった。

不思議なことに、コウイチとヒロミツは合わせ鏡というか、双子感があってそこはおもしろかったな。コウイチと双子で、大人で、なんて闇が濃いのか…好きすぎるね…!

あときたみつに関してだと、とにかく舞台用の声、ダンスがめちゃくちゃ良い。

まず一声目からびっくりしちゃって、そこからもう釘付けだった面はある。

キスマイは昨年ちょうどドーム公演に行くことが出来たんだけど、そのとき聴いた声とはまったく違う。ダンスに関しても、まぁこれは上田くんや勝利くんもそうだったけど、CDデビューから10年を越えて、ダンスもオシャレに少し抜いたものがほとんどになってくる中で、SHOCKのようにバチバチに踊るっていうこと自体がもうギャップのかたまりで最高なので、今回のきたみつも新鮮な驚きとかっこよさが天井突き抜けてたんだけどとにかく上半身の動かし方がめちゃくちゃ好みのやつだったんだよな。すごいかっこいいです、かっこよかったです。ジャズダンスも日舞も超かっこいい。日舞はしなやかで、こんなきたみつ観たことない…って感じでした。

そういうわけであまりにもきたみつが良すぎて、ますます本編を観たかったなぁという悔しさが凄い。なーーーーーーーーーーーーーんで当たらなかったかな~~~~納得いかないな~~~~~。エタだけを観ると、もうリカとヒロミツに関係性など皆無みたいな感じがあって、完全にコウイチとヒロミツの話になってるから、本編はどんな感じなのか気になる。あと、内容の補足的に本編の映像が要所要所で流れてくるのだけど、階段のシーンがな!本物の刀をコウイチから渡されたときのヒロミツの表情が良すぎて、あれマジで観たかった~~~~~~すっごい表情だったんだよな。あれは生で観たかったわ…。

で、ひたすらヒロミツ観てたんだけど、こういう観方をして初めて気づけたのが、殺陣の給水タイムでしたね。これまであの場面ってどうしてもいろんなところを観たくて視点が定まらなかったんだけど、今回はもう心を鬼にして(?)きたみつだけ観てたんだけど、それでようやく給水タイムが見えた!まぁだから何って感じだけど。

そういえばHigherの演出が昨年から変わりましたが、それも体験できましたね。途中からヒロミツが入ってきて、最後コウイチは後ろへ下がっていく。

これってそういえば本編でもそうなるってことだよね?なんかなんか、若い頃のこーさまだったら絶対考えなさそう…みたいなすごい「オメー何様だよ」目線の感想が思い浮かんでしまった(笑)。長年同じ舞台をやってるとこういう変化もあるんだな。そのこと自体がドラマだよなと思う。

 

あと新キャストという面だと、オーナー役の島田さん。

これが!当たり前だが!!かっこいいんだよねぇ。コウイチを死なせてしまった後悔を語る場面、過去の自分と重ね合わせる場面、過去の苛烈な経験を想像せざるを得ないとこ、めちゃくちゃ迫力あってかっこよかったな。

リカ役の中村さん、とにかく抜群に可憐なヒロイン。ふくらはぎ観てもわかるとおり、とにかく細い。あの華奢な体で2カ月乗り切ろうとしてるのマジで凄い。

あとパンフレットにさやかが憧れと書いてあったけど、マジで歌い出したときさやかかと思った、それくらいに声がさやかだった。びっくりしちゃった。

舞台上では俳優の年齢は関係ない忘れろ、はその通りなんだけど、SHOCKは役名が実名と同じなので、どうしてもそこは加味しながら観てしまうところがあって、だからもう、コウイチとリカとライバル役(今回はヒロミツ)の三角関係みたいなのはまったく感じられないんだよね。だから、ますますコウイチとヒロミツの関係性が浮かび上がってくる面もある。このあたりはきたみつの役作りがそうさせるのかわかんないけど、ヒロミツが様々なことを俯瞰で見て、悟っているので、そのヒロミツを通して見ると、よりコウイチも1人の生身の人間だという立体感が出てくるんだよな。これはタツヤのときにもそう思ったのだけど、やはり、主演とそう年齢は離れていなくて、なおかつCDデビューして10年を越える貫禄のプロアイドルという属性がそうさせるのかもしれないなとは思う。タツヤはコウイチとはまったく別の強烈な自我で正面からコウイチとぶつかることによって、ヒロミツはコウイチをも冷静に見据える俯瞰の目線をもって、コウイチが生身の人間であることを観客に教えてくれる感じがしましたね。

それと今回の若手枠は深田竜生くんと阿達慶くん。まじでごめん、今回はほんとここまで観る余裕がなかった。2人ともすらっとしてて背が高いのかな?白スーツが似合ってたな~。

あ、いくらヒロミツロックオンだとて他を観なかったわけではもちろんなくて、なんてったって襷掛け~~~~~~うぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお襷掛け~~~~~~~~!!!!!ありがとうございますありがとうございます、えーんかっこいいよ~~~~~~コシオカ、マツザキ、ハラに関してはもう安定だから何も言うことないんだけど、そういえばマツザキがスマホ構えて写真撮る場面、ヒロミツとコシオカがギャルやっててめちゃくちゃ良かったな。ヒロミツが大人なのでコシオカも必然的に大人のコシオカになるんだけど、あそこだけ2人ポーズ決めてて可愛かった。マツザキもやっぱり同じで、ヒロミツを傘に入れてあげてるところ、あそこが渋いシーンになるんだよね。あれは面白かったな。対タツヤ、対ショウリではそうはならない。

 

SHOCKは本当に、ライバル役が変わればガラッと話が変わる舞台だと思います。みんな違ってみんな良い、これは本当にそう。毎年毎年、圧倒される。演じる人間の人生がきっと入り込んでいる舞台なのだと思う。これは勿論SHOCKに限らずだろうけど。積み上げてきたものを全身で浴びさせてもらっているありがたさですね。

あとはやっぱり私はきたみつの本編がどうしても観たい。来年もやってほしいな。帝劇で、ヒロミツの本編が観たいなと思っています。

 

Endless SHOCK -Eternal-【5/23夜】