たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

『春風外伝2021』観てきた

なんでもありのごった煮エンタメでした。

イメージとしてはThis is 大奥と流星セブンと3兄弟かなっていう感じの舞台。

冒頭からトップスピードでエンタメしてて、アドリブも無茶ぶりも多そうな感じで演者は大変だろうなぁって思ったけどとにかく楽しめる。元気になるね。

エンタメと規制の衝突という意味ではいつの時代もある不変な話だったりするし、単純にあんな大所帯で歌って踊る舞台って久々に観たなという感じでした。

めっちゃパワーあるよねこういう舞台。

あとセットも大掛かりで迫力ありました。舞台も奥行きがあって天井も高くて、そういう意味でも色々と大所帯の舞台。今この時代だとより大変そうだね。無事最後までできるといいな。

しかし室くんは本当に良く通る高い声だなー。

室くん、ッぱち!と手紙に引き続いて今年3度目なんですけどガッツリ声張って歌って踊る室くんは初めて観ましたね。ダンスがジャニーズのダンス!って感じで最高だった。うまく説明できないんだけどそんな感じ。

そしてそれに対して高田くんのザラっとした低い声が本当に悪役映えしていて最高だった。高田くんも声が良いんだよなぁ。途中将軍様とのやりとりで、ヅカ名簿出てきたところのやりとりだけ悪役声じゃなくなっててめっちゃおもろかった。あそこ好きだわ。

あとはまたヅカ姐さんにやられて帰ってきた。8代将軍吉宗役の麻央さん顔ちっちゃスタイル良すぎヅカ感溢れまくってて超かっこよかったな…あと悪役のおっちゃんどっかで観たなと思ったら流星セブンだった(笑)。

とにかくみんなにパワーがある。圧倒的だったなぁ。

観るところがたくさんあって大変だった。小川さんとかいつの間に舞台女優になってたのって感じだったけどちっちゃいのにすごいパワーだったし、あとしずちゃんがイイ味出してる。結構わかりやすく何役もで出てくるんだけど、ほんと不思議な魅力があった…。十兵衛のダンスは華があってかっこよかったし、犬猿コンビのアンパンマン漫才わりと好きだったし、文三の大炎上私は好きだった(笑)。文三私結構好きなんだよなぁ。竹石悟朗くん私は初めて認識した方なんですけどわりと好きです。

一応ストーリーはあるんだけど、やっぱり最後の群舞観ると群舞万歳!派手!好き!ってなるな。楽しかったなぁ楽しかった、ほんと楽しかった。

 

 

春風外伝2021【10/22昼】

この回はなんといってもやはり、舞台中央でバッジが舞台から落ちてしまったときに、セリフ言いながらヒラッと舞台から降りてバッジを拾ってまたヒラッと舞台上に戻っていったTHE舞台人室くんのかっこよさですね。実はこれだけじゃなくて、その前には上手で髪飾りか何かが落ちたのをサッと拾って捌けたのも、あー舞台人だって妙に感動したのでした。半蔵の弟役の古賀瑠くんががセリフ噛みまくったところ「落ち着け(笑)」って言ってたのおもしろかった。

室くんだけじゃなくて、文三役の竹石悟朗くんも、宗春が刀を腰に上手く差せなくて、それを文三が下から支えてスムーズに差せるように手助けしてたのも舞台人だーって妙に感動しましたね。ていうかそれくらいに座席が近かったんですよね。てか舞台と最前列の距離近すぎんか?びっくりした…。まぁ舞台が大きくてセットもデカいので、もっと後ろで観ないと上のほうはよく観られないっていう贅沢な状況ではあった。

最後の挨拶で室くんに無茶ぶりされてた高田くんが、うっすらと(SNS)見てるんでって言ってて突っ込まれてたけど(笑)、楽しかったとだけ言ってくださいと言っていたので言います、楽しかったよ高田くん見てる~!?高田くん名義で良席ありがとうございます!!!!サイドからでてくるの近すぎて失神するところでした!!!

 

『LIVE TOUR V6 groove』行ってきた

10年ぶりのVコンでした。

キンキのアリツアでも行った宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ

アリーナ規模の会場では比較的小さなほうで、どこの席になっても近い!ってなるイメージ。

最新のアルバム曲から往年の名曲までぎゅっと詰め込まれた、楽しくて楽しくて楽しくて哀しくて楽しいライブだった。

「雨」がオープニングなのいろいろな意味ですご…ってなったんですけど、トニカミメドレーが最高でした…。

えっっっっっっっらい懐かしいやつだよねあれ?

あまりにも懐かしすぎてテンションが変になってしまった。よく声出さなかったわ私。

そういった懐かしい曲、みんな知ってるシングル曲、そして最新の曲までバランスよく、オシャレに踊って、最後までかっこよかった。

うっすらとしかレポ読まないでライブ行ったから、トロッコとリフターあるのも知らなくて、その心意気に泣いちゃうかと思った。

少し落ち着いたとはいえ相変わらずコロナが猛威を振るっていて、その中で自分たちはマスクもできずに丸腰で我々みたいな得体の知れない人間たちの前に立たなきゃいけない。リフターなんて上がってきたらだいぶ近いのに。それでもトロッコとリフター使って、なるべく近くに来てくれようとする。その覚悟に泣いてしまう。本当にありがとうだよ。最初に目の前に来たのは坂本くんだったけど、そのときちょうどoverが流れててあまりにも泣かせてくるじゃんV6パイセン…。

 

毎度お馴染みになっているステージ上での写真撮影、なんか終わったあとメインステージの大きなリフター?ムービングステージ?に座って脚ブラブラさせてる坂本くん可愛かったな。

MCではずっといのっちが酔っ払った話してるし、いつだか韓国で酔っ払って側転して気持ち悪くて戻した三宅くんの話まで出てきて、思い出話を聞いててちょっと切なくなったりした。お知らせということでSONGSも出るって言ってましたね。最後の出演になりますね。歌番組、雑誌の特集、いよいよ最後のターンだ。

セットリストも、演出も、見事に「V6という物語の完結」を意識せざるを得ないものになっていて、あまりにも大人かっこよすぎるというのが本音です。

あんなに綺麗に物語を閉じにきてるの、お見事としか言いようがなかった。

アンコールのあとのメッセージとあの6人の手。ぐうの音も出ない。っていうと悪意があるみたいに見えるけど本当に感嘆してる。

私はまだまだ子供だなぁと思う。ここへきてもまだやっぱり納得いかないやめないでほしい続けてほしい、だってまだやれるじゃん、この6人がグループとしてなくなってしまったらジャニーズの多様性が失われてしまうよって無責任にも思ってるけど、それはそれとしてこのあまりにも見事すぎる物語の閉じ方には様式美すら感じる。

かっこよすぎるんだよな。あんなに爽やかにいつものように笑う姿は紛れもないアイドルで、このライブは夢の世界であると同時に最後を突き付けてくる現実の世界でもあった。いつも通り(?)なのか長野くんのケツは大人気だし、ゴウくんが楽しそうに笑いながら酔っ払いいのっちの再現するの(「禿げ」のくだり)見れて大変心が潤いました…。

あとめっちゃすご!って思ったのが、手作りうちわの多さ!

いや、あれすごない!?キンキ畑からだとちょっと信じられないくらい多い。すごい!

んで本人たちもちゃんとそれに応えるのすごい!!アイドルだ!!岡田くんとか釣ってたもんね!!すごい、それを観て感動した~!!

もちろん応えてほしいから作ってるだけではないと思うけど、ああやって、応えてくれるのを見たら確かにモチベ上がるだろうなぁ。いやキンキにやってくれと言ってるわけではないけど(本当にやんなくていいです)、うちわを作る時間ってとても至福で贅沢な時間だろうなぁと思う。グッズのTシャツ着てる方もたくさんいて、私もそうすりゃよかった…とちょっと後悔した(笑)。

そしたらスノのときは着てこうかなぁ…。冬にTシャツってどういう風に着たらいいのか謎なんだよな…。

 

とにかく色々な感情が絡み合ったライブだったな。

それはもちろんV6の最後のライブとなってしまうという意味合いが一番大きいのだけど、やっぱりライブいいよなっていう感動もあった。ケリーも行ったけどあれは正直ソロ活動なのでちょっとまた別口というか…。グループのライブってやっぱ良いよね。今年は舞台メインでやたら出かけてたけど、やはりライブでしか得られない栄養というものがあるんですよね…。早く全力でおたくできる状況になると良いなぁ。

 

全然感想にもなってない覚書だなこれ。

ひどいな。何を見てたのか?

セットは比較的シンプルで、メンステ中央から縦にアリーナ方向に花道があってバクステはなし。もしかしたらもっと広いところにはバクステ登場すんのかな。

照明もかっこよかった。V6の照明は動きが俊敏(?)な変態照明だよね…スタイリッシュで、とにかく細部までスタイリッシュ。

絶対に外さないかっこよさです。ねぇ、本当に終わりなの?

 

 

LIVE TOUR V6 groove【宮城10/3】

『ドッグファイト』観てきた

舞台観る前にEndless SHOCKの円盤化のお知らせが来たのでハチャメチャに浮かれ上がって劇場入ったのでなんか情緒不安定みたいな人だった…。

いや、だってついについについにあれが手元に来るんだと思うとその、動悸が…!

とりあえず今回はあの、SHOCKの話は頑張って止めてドッグファイトの話します。

 

屋良くん主演でジュニアの小川くん、今江くんが出演。

ベトナム戦争出征前の海兵隊員が話の中心なミュージカル。

出征前に仲間内でドッグファイトというひっでぇ遊びをしているうちエディ(屋良くん)はその遊びで誘ったはずだったローズ(昆さん)に惹かれていて…って話なんだけど、一幕とにかくエディたち海兵隊員がクソ野郎すぎてきついのよ(笑)。

戦場へ赴く恐怖との闘いのために、なんて知ったこっちゃねぇわお前らそういう職業選んだんだから、怖いなんて理由のために女使ってんじゃねぇわクズ野郎どもがって話なんですよねぇ。でもダンスも歌もかっこいいです。まぁそれはそうなんだけど。

仲間内でも特に仲の良いエディとボーランドバーンスタインの3人は同じ刺青を入れるくらいの仲なんだけど、ここがとにかく強烈にホモソ関係を感じてしまって生理的嫌悪あるよ。男だけの社会って、私は女でその実態を知らないからなのか、魅力的に感じる部分も嫌悪を感じる部分も結局幻想でしかないから何とも言えないんですけどね。

エディ以外は戦場で死に、エディもまったく違った表情で戦地から帰ってくるし、このあたりはやはり戦争がすべてを狂わせるんだっていう感想は持ちました。戦後のことだけじゃなくて、戦前のことも。クソみたいなゲームを正当化してしまう戦争。

 

まぁそれはそれとして!ていうか、だからこそなのか、負けない女の子たちが超かっこよくて!

ローズの正しさはまぁ当然ヒロインとして正解なんですけど、いやもうマーシーマーシー!クソな男どもに傷つけられるだけなんてゴメンだ、それを逆手にとって金を分捕ってやるっていうマーシー。闘い方としては違うかもしれないけどそれでもパワーに溢れていてかっこよかったな。ローズとマーシーの歌の場面が一番かっこよかった。調べたらマーシー役を演じているのは宝塚出身の壮一帆さん。カァーーーーーーーーーーーー!!!やっぱ宝塚!!!やっぱ宝塚!!!

やっぱすげぇのよヅカ姐さんたち!!!今年何回目よ、ジャニ舞台観に行って元ヅカ姐さんに叫んだ回数!かっこいいよね本当に…

壮さんマジで歌がかっこよすぎてもうほんと、うっかり暇だからって観に行って良かった…。

あとは個人の感想になりますが、屋良くんってあんなに甘いやさしい声してたんだな…いやさ本当に、SHOCK以来の屋良くんだったのでそれが衝撃だった。ドッグファイトって予想外に恋愛メインみたいなところもあって、ローズに向ける声がどんどん優しくなっていくから当然甘い声になるんだろうけど、その歌声の甘さよ…溶けちゃうところでした(?)。あと当たり前だけどダンス上手い。当たり前すぎて最近言ってなかったからちゃんと言うとやっぱり上手い。ローズとの関係がほぐれていくのと同じくらいに笑顔(ていうか吹き出し笑い)が増えててかわいい。レストランでのディナーでの場面、普通に笑ってんじゃんかわいい(笑)。

戦後戻ってきたエディとローズが再会して終わるの意外だったし、だからこそ恋愛メインなのかなって思ったんですよね。まぁとりあえず屋良くん久々に観て楽しかったってのとやっぱ壮さんカッケー!!!!っていうことです。

 

ドッグファイト【9/24】

バルコニーのところ、誰か見学っぽい方まして。バケハに白い不織布マスク、バケハと同系色のシャツ姿みたいな。隣の方は白いTシャツだった感じ。

カテコのときはもういなかった気がしたから見学かな~バケハ被ってんのがジャニーズっぽくない?って思ったんだがさきほどジャニウェブ読んで解決しましたね!室くん!

室くんだったのかあれ。こないだ観たばっかやん(笑)。

春風外伝2021も楽しみにしてるよ~!(行くんかい)

『朗読劇 手紙』観てきた

東野圭吾の『手紙』を朗読劇として舞台化。

当然ですがこちらもですね、福ちゃん!こっしー!あっ高田くんと室くん!?よっしゃよっしゃ!!ってテンションで申し込んだら両方当たったんですよ。しかし同日狙ってたはずだった気がするんだけど別日に分かれてしまってまぁその、交通費は、、、うん、、、

って思ってたんだが、これを同日に観るのはきつい。

別日で良かったと思った。

そもそも『手紙』は映画にもドラマにもなっているのでうっすら中身は知ってるんだけど基本的に東野圭吾はもっとミステリミステリした作品のほうが好きなので、この作品は避けてたんでね…まぁ観に行く前に読んだけど本当しんどいんですよ。

今回原作に少し色をつけて、原作にない「弟・直貴が娘に宛てた長い手紙」を設定して、その手紙に沿って直貴と獄中にある兄・剛志の人生の交錯が描かれるの、とてもわかりやすかった。演者が2人しかいないからこそ、各チームの個性の違いが如実に表れるのも贅沢で楽しくて、こういう見方ができるのもおもしろいよね。

どうしても各チームのそれぞれの違いを焦点にしてしまうけど、本当にどちらも熱のこもった演技で圧倒されました。

 

福ちゃんとこっしー

福ちゃんとこっしーがメインで演じている剛志は、弟直貴の学費を稼ぐために空き巣に入り、人殺しをしてしまって獄中の人となる人物。愚かなんですよ、弟のためを思ってるのはもう本当によくわかるけど、破滅的に犯罪には向いてない。そこから始まる悲劇なので…。で、2人は剛志以外の役もほぼこなしているのが肝で(?)、剛志との対比ですごい個性が出てる気がしておもしろいです。当然これ全部主観なんだけど。

福ちゃんは、真ん中に剛志の人格がすごく重たく存在してて、直貴へ宛てる月イチの手紙ひとつひとつに、こんなことをしてしまったが故の弟への恐れみたいなのがあって、それが静かながらもメガトン級の重さ。愚鈍に手紙を書き続ける剛志が、直貴からの絶縁状ともとれる手紙で初めて自分の真の愚かさに気づき、慟哭する。「追伸」から始まる最後の叫び、これまでに気づけなかった自分の行いへの動揺と後悔が爆発してて、顔をぐしゃぐしゃにして泣く福ちゃん圧倒的です。

対してこっしーは剛志の人格というよりは剛志以外に演じる複数の人物を通して剛志の罪を表現している印象。直貴の後の妻となる由実子役のクセが福ちゃん版よりもさらに強くてだいぶ笑ったんだけど(真面目に読んでる室くんに向けて「無視ぃ?」は別の意味で罪)、由実子以外の人物もかなり大仰(言い方)に、室くんに噛みつくように演じていて、その分剛志は少し抑え目な感じがしました。でもそれが、直貴に直接関わる周辺の人物のダイレクトな印象に繋がって剛志の罪の重さを感じざるを得ない。そして直貴からの手紙を読んで、そのままこと切れてしまうかのような独白の「追伸」。足掻くことをすっかり諦めたような、ぽつん、と言う「追伸」は虚無すら感じて、あまりにも静かな幕切れ。

簡単に言ってしまうと、静から動で終わる福ちゃんと動から静で終わるこっしーって感じだなぁ。

あとこれも言っていいのかと思うんだけど福ちゃんの剛志って、武司なのよ武司。懐かしの若葉のころの武司!自分で言ってて懐かしすぎて震えてる。

それとこっしーがどう見ても水分補給してなかった気がするんだよなぁ。大丈夫なんかなぁ。なんかこれ見て、福ちゃんはゴリゴリに強いメンタルを自分で壊していく演じ方で、こっしーはメンタルブレイクする前に身体が死ぬ演じ方なんじゃないかなぁってちょっと思いました。

 

高田くんと室くん

まずこの2人が演じてる弟・直貴は娘へ向けた長い手紙を読んでいるので、とにかく喋る量が多いことに感嘆した。その中で回想シーンみたいな感じで会話も挟まれるので、狂言回し的な役割に加えて感情が揺れて爆発する演技も多分に含まれているのでとにかく忙しいというか、それがもう凄い。福ちゃんこっしーは、直貴以外のほぼすべての人物を演じるっていう凄みがあるんだけど高田くん室くんの長い長い手紙+感情の爆発合わせ技もちょっとえぐい。途中で噛むことすら情熱の賜物って感じだった。

兄の起こした強盗殺人により、強盗殺人犯の弟というレッテルを貼られ、卒業、バンド、仕事、恋人、結婚、子供と、人生のステージを踏むたびにそのレッテルに苦しめられる直貴。荒んでは立ち直り、荒んでは立ち直りの繰り返し。途中で「諦めることには慣れた」って言うんだけど、その、人生への諦めとか自分が背負った荷物を受け入れざるを得なかったことを高田くんは虚無の瞳で魅せてくれる。室くんはその諦めを薄ら笑顔で表現する。兄への絶縁状、高田くん版直貴は強い気持ちで書いてるんだろうな。必ず兄との縁を断ち切るんだという強い気持ちから少しだけ漏れてしまう兄への思いが皮肉なの。断ち切りたい強い思いが逆に兄への気持ちを際立たせる。

室くん版直貴は優しい。兄への絶縁状、室くんとこっしーが交互に、ときに一緒にその手紙を読み上げるんだけどこっしーが読んでるとき、室くん涙こぼすんですよ。兄との縁を断ち切るなんてできない、でもやらなきゃ自分が壊れる、でも….っていう、兄への思いに自覚的な感じがする。だから、涙がこぼれる。イマジンを歌っているときもそう。生活の中でポロンと弾き語りする程度の完成度を超えた歌声なんだけど、途中で涙で詰まるの。そういうの含めて兄への思いが自覚的だなぁと感じる。高田くん版のほうが本来の意味での「絆」を感じざるを得ないし、室くん版のほうがもどかしさを感じるみたいな。あのつまり、どちらにしてもえぐい。

 

セット

朗読劇がどんなものなのか、私は今回が初めての朗読劇観劇だったのでまったく知らなくて、でもこんなにセットが本格的に組まれているとは思わなかったのでびっくりしたんですけどこのセットがそれだけで作品を表してて感動した。

おそらく直貴が家族で生活しているリビングとダイニング。子供のおもちゃもあるしテレビもある。まさに生活空間。しかしその空間は格子で覆われていて、牢獄の中に直貴の生活が閉じ込められている。そして、そのリビングダイニングの真ん中に存在するのは、牢獄で手紙を書いているであろう剛志の机。

鳥肌が立つセットだったな。直貴の生活はずっとずっと牢獄に囚われていて、それだけでなく生活のど真ん中にどうしても避けられない兄の存在がある。それをあのセットで表現してるんだと思うと、マジでセットの力強すぎて…

 

高田福田版と越岡室版と原作

越岡室版のほうが公演時間短いらしいんですね。

なんかすごい納得ですね。

高田福田版って、剛志の犯罪の影響が直貴の生活に「ジワジワと侵食してくる」感があるのに対して越岡室版は「襲い掛かってくる」激しさを感じる。

どっちもしんど~…つら~…ってなるんだけど、実は原作はもっとしんどい。

序盤の剛志の強盗殺人の場面での食べ物のエピソードと、終盤の慰問エピソードが舞台では省かれていて、あそこがわりと原作でかなりえぐい感じだと思うんですよね。

それがなかったのと、あとやっぱり演者がいることによってエンタメとして消化しやすい部分はあるんだろうなと思う。演者が純度100パーセントジャニーズの舞台だからこそできるであろうカテコのおちゃらけに救われた部分はかなりある。

勿論原作の重たさは必要不可欠なもので、原作は原作で感想があるんだけどそれは本の感想になっちゃうのでそれ書いてたらまた原稿用紙必要になってしまうので…。

 

最後の感想

ほんとに、演者が違うだけでこんなに違うものになるんだ!?という驚きですよ。

ま~~じで贅沢極まりない楽しみ方でしたね。

あとは、今回もやはり思ったのは役者って常人じゃできないよねっていうことです、検察側の証人、ネバーザシナーに続いて殺人モノ連続だったので余計なんだけど、役者凄いねぇ…。

内容的に邪な感想言いにくいんですけどみんなかっこよかったな…。

 

朗読劇手紙は本日千秋楽、ネバーザシナーは昨日千秋楽でしたね。

無事に最後の幕を下ろすことができて本当に良かった。

検察側の証人はあと少し、こちらも最後の幕が下ろせることを願っております。

そして私の、晩夏の4連続殺人モノ舞台観劇も終わりましてよ!

めっちゃ楽しかった!!どうしたらいいの!こういう生活続けたいよね!!!

 

 

朗読劇 手紙【9/17夜 高田福田】【9/19夜 越岡室】

脚が痺れて動けない福ちゃんを助ける高田くん。

カテコ3回のちスタオベ(だった気がする)。

あと変な踊りしながら捌けていく2人が可愛かったぞ~!!

こっしーも話が終わって暗転してすぐ深々とお辞儀してんのかと思いきや机に突っ伏して「立てへん…」って呟いて室くんに助けてもらっていた(笑)。

越岡室ペアも、キャッキャしながら捌けていくのは本当に可愛かった…ここでいったんスパッと、作品の重量級の重たさを断ち切ってくれるのはありがたかった。

あと越岡室ペアのときだいぶ席が前で、ホクロとか(そこかよ)手のゴツさかめちゃめちゃ見えるので定期的に意識が飛んだ。あとしゃべり始める前に舌で唇舐めるのやめてください色気がががががが。朗読劇なので手に持っている台本の文字が見えるのもゾワゾワしたし、文字を追う瞳の動きまで見えるの最高すぎましたね、これもう無理でしょこんなん観たらこっしーから逃げられないんですが???

 

 

 

 

 

『ネバー・ザ・シナー -惹かれ合う狂気-』観てきた

1920年代のアメリカで実際に起きた強盗殺人事件を舞台化。

辰巳だ!林くんだ!よっしゃチケット取るで!ってテンションでチケット取りましたけど、よく見たら演出が君塚さんってのにびっくりして、それが一番楽しみだったりもした舞台です。だって君塚さんですよ!?私からしたら踊る大捜査線じゃないですか。ほんとこういうの嬉しいなぁ。最初はキャストで勢いでチケット取るけど、本当に様々な部分に見どころがある。楽しい。

さて本作、『スリル・ミー』というミュージカルもあるみたいなんですけど、私はまったく知らなかったし何ならこの事件も知らなかったので、一応予習して観に行ったんですけど実際の事件の予習ばっかしてて舞台そのものの予習をあまりしておらず、わりと直前も直前になって、『検察側の証人』に続いてこちらも法廷モノだということを知った。しかも次が手紙なので殺人事件3連チャン(てか4連チャン)でメンタルおかしくなりそう。

法廷シーンは検察側よりももう少し淡々と進んでいくのだけど、だからこそ姜さん演じるクロウ検事と磯部さん演じるダロウ弁護士の話が刺さる部分もありますね。磯部さんめっちゃ渋い声で良かったな…姜さんも私ちゃんと観たのイケメンパラダイス(古すぎる)以来では?渋いおじさんになられておりまして…かっこよかった…。

 

とりあえず辰巳と林くん両方ともヤバかったです。

ニーチェの超人思想に傾倒していたレオポルドとローブという2人の大学生が自らの優位性を立証したいがために行った殺人ということで非常にセンセーショナルで話題にもなったということなんですけど、これをよくジャニーズでやったよなというのがちょっとあります。

これをジャニーズでやるっていうことはジャニオタが観に行くということで、ショー的な面で絶対に売れそうというのもあるけど実際の事件をオモチャのように扱うことは勿論できないわけで、そのバランスが非常に難しい作品だと思うんですよね。

演じる側も観客もめちゃくちゃ試されている気がする。

そういう意味では辰巳も林くんも、そういう目で見られてしまう以上に2人の鼻持ちならない感じだとか子供っぽさだとかそれ故の残虐性、自分勝手さそして2人だけで閉じてしまった世界の説得力が凄くて、だからこそ今度は受け取る側がめちゃめちゃ試されてるなってのを感じました。何言ってるかよくわからない私も。

殺人に至るまでの流れと2人のやりとり、それから法廷で裁判にかけられる姿が入り混じった構成だったので、ある程度事件の概要を予習していって良かったなって思った。

レオポルドとローブの細かい感情の揺れや仕草がみるみる変化していく様がよくわかる。

たとえばローブは終始レオポルドにも優位を保とうとしているような言動が多くて、そこだけ見ると「サイコパス」というよりまだ単なる子供に近いなぁと思ったんですよね。それかレオポルドに甘えている。とはいえ車内での殺人の場面は迫力あったけど。そのメリハリが凄いのよね辰巳は。目を見開いて、自分が全知全能の神なのだと周りに知らしめるかのような表情。突然大声を出したり、かといえばレオポルドを誘惑(?)する姿は大変にセクシーだったりもする。

逆にレオポルドはちょっと弱気に見える。ローブとの会話そのものだけでは、そこまでローブに心酔しているようには見えない。ローブみたいに子供っぽい振る舞いは絶対にしないし思慮深ささえ感じられるんだけど、そこに「彼のローブへの目線」が加わるとだいぶ話が変わってくるんですよ。潤んだ瞳とも違う、欲望に塗れた瞳とも違う、恋焦がれている瞳とも違う、だけど明らかに、ローブへの情念というか欲求というか、なんか一言では表せないねっとりとした視線を向けてて、とにかく見てはいけないものを見てしまっている背徳感が凄かったですね。私は林翔太くんのお芝居を観るのが初めてなので余計なんですけど、うわーーーーーこの人すご!!!もっとこの人のお芝居観てみたい!!!って思ったなぁ(そしてフットワーク軽い感じで軽率に情報サービス加入した)。レオポルドの独白で、自分はローブが食べるパンになりたいみたいなこと言ってた気がしたんですけどまさにそれな!!って思った。そういう愛し方だろうなってのがその目線でわかる。車の中でボビーを殺し、死体を捨てたあとにそれを観たレオポルドが「血を舐めた」って言いますよね。んでローブが「今度は僕も舐めたいな」って言いますよね。レオポルドって、ローブの血を舐めたいって思ってそうって感じましたよね。そういう愛し方なんだと思うんですよねレオポルドのローブへの愛って。

要するに何が言いたいかっていうと林くんが凄くって、林くんのお芝居に興奮しているんですよ私は。新しい出会いって(実際の出会いでは断じてない)興奮するよね…。

 

で、中盤まではローブのほうが強気強気で優位性を保ってたのに、裁判の途中から明らかに潮目が変わる瞬間があって、そこから最後のローブの慟哭が圧巻でした。

レオポルドにすがって泣くローブの子供っぽさ(ここがやっぱり「子供」だと思う理由の一つでもある)と、何よりレオポルドの「(自分たち、だったのかローブが、だったのか興奮で忘れた)超人じゃなかったな」っていうその言い方と表情な!!ウワーーーー!!!!って思った(語彙力がない)。

辰巳のSHOW BOYからの振れ幅の凄さにも圧倒されたけど、初見な分林くんのお芝居に心惹かれまくったのであった…。
あとはまぁどうしても、邪な感想になりますけどスリーピース万歳!!って感じだよね。って寺西のときも言ったね。言ったけどまた言うね。スリーピース良いね…。

あと場面転換のたびに上着を脱いだり着たりするのも大変良かったです…林くんの上着の着方(?)がそれはもう好みすぎて、なんかそれで好きになってしまったんじゃないか説ある。

そして大きな声では言えないけども辰巳の指遣い(?)が大変セクシーなのと、あとチュッチュチュッチュするのも本当にお昼からやめていただきたい。嘘です眼福でした。あーもうこういう感想やっぱり言いたくなっちゃうんだよね…ずっとこんな目線で観てたわけじゃないです信じてください、ガッツリ舞台に没入してたんですよ信じてください。

裁判が進むにつれてしぼんでいくローブと逆に達観していく感じすらするレオポルドの対比が観ていておもしろいんだけど、結局最後はどうして殺人なんてしたのか、という問いにブチ当たる。

検察側の証人と立て続けに法廷モノ観ているのでどうしても一緒に引き摺っちゃうんだけど、こちらのほうが考えても考えてもわからないことだらけだよね。ニーチェを履修してないのでそこも掘り下げないといけないなって思うし、あと2人の関係性の上に成り立ってしまった殺人なので、根本を考えようとすると2人の関係って何だったんだろうってなる。

ラストシーンはレオポルドとローブが初めて出会うシーンなのだけど、ほんとこういう構成弱いんだよな…終わりを知った状態で遡っていくの心抉られるわー。

惹かれ合う狂気というよりは、惹かれ合って誕生してしまった狂気って感じだけど。

だから出会わなければこんなことにはならなかったような気がする。

でもやっぱりどこかで出会ってしまい、惹かれ合うんだろうな。

 

 

ネバー・ザ・シナー -惹かれ合う狂気-【9/7昼】

カテコのあとはスタンディングオベーション。2人残って再度お辞儀。

2人ともとても良い表情に見えました。もっともっと大きな拍手で「よかったよ!」を伝えられるようになりたい。

『検察側の証人』観てきた

殺人の罪に問われている若い男・レナードは、自分の妻・ローマインが法廷で自分の無罪を証言してくれると信じていた。

しかしローマインは「検察側の証人」として法廷に立つ。

 

 

ネタバレあり

 

 

アガサ・クリスティの戯曲が原作ですね。

クリスティ作品はマジで小学生の頃から親しんできて、なんならミステリ好きの原点だったりするので今回クリスティ作品が観られるという意味でも楽しみだったし、そんなクリスティ作品で寺西くんが観られるっていうのも楽しみで、本当にですね!当ててくれてマジありがとうだったわ連れよ!!!

 

裁判がメインなのでほぼ法廷シーン。その中でレナード役の小瀧くんが検察側の攻めを一心に受けてひたすら無実を叫ぶんだけど、それがもう圧倒的というか。

事件を捜査したハーン警部、殺された資産家の婦人の家政婦、そしてレナードの妻ローマイン等々、それぞれが間接的にレナードと対峙するんだけど、とにかく検事のマイアードとレナードの丁々発止のやりとりが圧巻です。

マイアード役の成河さんが特にそうなんだけど、陪審員に見立てた観客席に話しかけるようにして観客を裁判に誘うんですね。それがとても効果的で、必然的にレナードやローマインの人生に思いを馳せながら裁判に臨むことになるわけです。

そしてその中で行われるマイアードとレナードのテンションの高いやりとりは本当に圧倒されます。人を裁くことだとか、法廷に立つということは人生を賭けた闘いなんだということがよくわかるなぁという感じ。2人とも高めの声で舞台映えするんですよね。いやー良い声だったなぁ。

法廷シーンがほとんどを占めて、とにかく登場人物の表情がくるくる変わる中でローマインだけがずっとその表情を崩さないのも後々効いてくるんだけどいやほんとすごかったですね…。そして法廷シーンが長かったからこそのあの幕切れは、クリスティ作品の最後によくある「えっ!」に満ち溢れててあれを生で感じられるのって本当に贅沢だと思います。

舞台は結局1度しか観に行けないっていうのもあって題材となったものは原作があるなら出来るだけ読みたいしノンフィクションであればウィキペディアをちょろっと読んだりするので今回も原作を読んでいったのですが、これは原作読まないで生で「えっ!!」って思えたら最高だろうなぁとは思う。

あれだけ無実なんだ無実なんだと純粋すぎる瞳で訴えかけていたレナードは結局は殺してたし、自分を(非常に歪曲した形で)犠牲にして、レナードの無実を勝ち取ったのは私自身なのだと勝ち誇るローマインの最終的な罪は殺人だし、本当に理不尽な幕切れだった。誰も幸せにならない結末。まぁレナードはぱっと見最低な奴なので死んでもしゃーない、というのはあるんだけど、それよりもレナードの人間性が謎すぎて不気味だった。実際かなり雑な理由で人を殺しているんだけど、法廷で無実を叫ぶその姿は「人を殺したことを隠して無実を叫んでいる」というよりも、本当に人なんて殺してないんだ!と思っているかのような不気味さがあった。なんなら本当に無実なんだって思ってるだろうみたいな。だけど全体的には殺人を隠しているっていう意識がありそうな感じで、たとえば無罪判決が出たあとは弁護士のウィルフリッドや事務弁護士のメイヒューに対しても、「もうお前らには用なしだ」とでも思っているかのような仕草で右脚を揺らしてるのが個人的には一番ゾクゾクした。無意識でやってるのか意識してやってるのかわからないけど、小瀧くんにゾワっとしましたね。小瀧くん、私は初めて観たのでまず最初にお顔キレイ!おめめキラキラ!背が高い!顔ちっちゃ!脚長っ!!てのがどうしても先にきちゃったんだけど、よく通る高めの声でめちゃくちゃテンションの高いお芝居見せつけられて、マジですご…ってなった。この役毎公演やるの単純にすごい。気が狂うんじゃないかって思う。でもそんなことはたぶんなくて、芝居ってやっぱ常人じゃできないよなって思いましたよね…。

 

その中でハーン警部を演じているのが寺西くんなんですがこれがまた!

かっこいいんだわ!!相変わらず声も良い!!あの太い声好き!!

そして出で立ちはまさに「ミステリ小説に出てくる少し意地悪そうな刑事」そのもの。天才的にそのもの。スリーピース万歳。超かっこいい。小瀧くんが役柄上少し肉を落としてるのかなってのに対してハーン警部は恰幅を少し意識してるのかもしれないけど、ガタイが良いのでスリーピースが本当によく似合う。かっこいい。かっこいい(しつこい)。

そして常に眼光が鋭い。法廷のシーンでは誰にでもメンチ切ってるんじゃないのってくらいに睨んでる。証人の証言に一喜一憂しながらも鋭くその成り行きを見守っている。そこには自分が担当した事件へのプライドが滲み出ている感じがしますね。

ずっと眼光鋭い中でたまにニヤッとしたり、逆にさらに睨みが強くなったり、セリフがない分表情が豊か。腕を組んだり貧乏ゆすりっぽくしてみたり、全身を使ってその時々の気持ちを表現していましたね。レナードを見る目がやはりひときわ厳しかったかな。そりゃそうだよねこっちは犯人だって確信してるわけだし。だからレナードが無実だというたびに、そしてレナードが無実だという証拠が出てくるたびに目がバチバチになるの迫力がすごい。

あとはもうずっと上手側にいるのですが、私座席が上手側だったので、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと寺西くん観てられたの本当に感謝です。鼻筋が通ってて綺麗な顔だったな(今更)。

カテコも上手側だったね。3度目かな?少し微笑んでいたのが見られて嬉しかったな。小瀧くんも最後に1人でお辞儀したときうっすら微笑んでました。

あーあとハーン警部がつけている腕時計が時々光に反射してこっちがめちゃめちゃ眩しくて、なんかよくわかんないけど寺西くんの腕時計の光を勝手に受け取った気がしてとてもありがたかったです(突然の気持ち悪い感想)。

あとパンフレットの伏し目がちな表情も超絶良いのでやはり買ったほうがいいですあの買ったほうがいいです。パンフレットのコメントもなんか寺西くんは一味違ってすっとぼけて、これがまた好きなのよなぁ…SHOCK千穐楽カテコ挨拶や流星セブンのパンフレットのコメントでもそうだったけど、とにかくあの抜け具合が好きだなぁ。

 

ローマイン役の瀬奈さんが超かっこよかったのも印象的ですね。や、あれはかっこいいだろマジで。ヒールで歩く姿がサマになる(両方のお姿でも!)し、声がかっこいい!宝塚ってマジですごいよねぇ…んでもって背が高い瀬奈さんがヒール履いてなお小瀧くんのほうが背が高いというのも非常に良かったし、判事とメイヒューのちょっとしたすっとぼけぶりも好きだった。終始緊張感に溢れる作品の中でちょっとした息抜きになって良いね。私梶原さんが生で見られたのも感動したんだよねぇ。舞台って良いね…。

やっぱりほんとはもう1回くらい観たいな。

世田谷パブリックシアターはめちゃめちゃお洒落で小ぢんまりとした劇場でとても居心地が良かった。やっぱりこんなの生で間近で観たら、そりゃクセになるよねぇ。

またこういう形の舞台も観に行きたいな。といいつつ次は『ネバー・ザ・シナー』です。

 

あーそれにしても寺西かっこよかったなぁ!!!!

すっかり骨抜きにされてる!(笑)

 

 

検察側の証人【8/30】

(桐山くんが観劇されていたようだ、とあとで知りました。確かに後ろ振り返ってこっち観てる人いたなぁと思うなどとした…)

『ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2021』行ってきた

ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2021【千葉8/21昼】

 

初めてのENDRECHERIのライブでした!!

舞浜アンフィシアター、ご存じディズニーの目の前にある小ぢんまりとしたホール(ホール?)で収容人数約2,000人とのことでしたが、グループまたは1人ずつ座席空けなので実際の観客数は2,000人の半分とか2/3とかなのかなぁ。

着席ライブで当然フェイスシールド、不織布マスクのフル装備。

でも楽しかった~!

実はケリーの音楽そんなに深堀りしたことなくて、今回が初めてのケリーライブだったんだよね。

何なら今回、先に申し込みがあった舞浜公演は最終日が最新アルバムの発売日だったりするので最新曲をまったく落とし込めない状態で行ったわけですけども。

ケリーならいけるんだなってのがよくわかった。ターンテーブルから玉座に座って登場すんのあまりにもかっこよくてこれはこれで帝王だから本当にひれ伏す。

確か光一くんのソロコンも玉座だったらしいので、KinKi Kidsついに名実共に(?)

帝王になったんだな…。

いやなんていうか、曲が良いのは当然ってかカッコイイの当たり前なんでそこは問題ないし、歌詞わかんなくたって別に一緒に歌うわけじゃないから問題ないし、今回声も出せない(その代わりになるのかわかんないけどサウンドライトは超楽しかった。音デカくて家では鳴らせないけど)からひたすら音楽に合わせてノッてるだけで楽しかった。

セトリがよくわかんなかった(当然だ知らないんだから)けど、どれもかっこよかったしMC明けの血糖値メドレー(?)でステージ真ん中にあるターンテーブルにちょこんとホットケーキだのアイスだのミックスジュースだのが現れて回ってるの最高にシュールで楽しかった。

MCは2回。

舞浜が前日まで寒かったから1枚多めに着たら今度は暑いって話。

順番は忘れちゃったけど、情緒が安定しないセトリを組んだのは自分がワクチン接種で高熱が出たときに作ったからっていう話をしていました。

でも死ぬほどかっこよかったけどな…OPからノンストップで20分くらい歌いまくってるの。

その流れでワクチンの副反応について。

光一くんもライブで報告してたみたいだし剛くんもずっと言ってるみたいだけど、改めて実際に副反応のお話が直に聞けるなんて…!!という謎の感動があった。

腕が腫れたみたいなこと言ってた気がしたけどモデルナアームかね?せっかくならケリーっぽい感じで腫れたら良かったのにベタのベタベタに腫れたって言ってましたね。私も出来たらsankaku浮き出てほしいな2回目の接種後(無理)。

その流れでまぁこんな世の中なので当然コロナについての話。

バラエティのお仕事してきたけどどうやら感染対策が剛くん的には不十分だったみたいでその話してたけどブンブブーンではないよね?何に出るんだろう。

感染対策に関しては本当に徹底してやっていて、すごい頻度で検査もするから大変ってことと、ダラダラ対策してるからずっと終わんないんだよみたいな結構不満っぽいことも言ってましたね。まぁそりゃそうだ私だってそれは思ってる。

本来なら今頃はもうちょっとマシになってると思ったけど難しいね、っていうのも。

ただまぁエンタメに関しては、というかライブに関しては、自分たちもだけど同じような意思を持って徹底してここに来てくださる方がいるからここは平和だ、というありがたいお言葉も。勿論牽制の意味も大いにあるでしょうが、確かに同じ目的意識を強烈に持った者(今回であれば、ライブ演者観客すべてに感染者を絶対に出さないという目的ですね)が集まる場のほうが、様々な価値観を持つ人間が集まる場なんかよりよっぽど安全だろうなとは思う。

ただMCに関しては、ここまで言ってるわりに、ワクチンをギリギリ打てるか打てないかっていう年齢の子をゲストに呼んでいたり、あとMC中やたらデカい笑い声の方がいたりと、この2点が特に気になってしまったというのがあります。

ドラムの子、本当にかっこよかったのよ。パパさんが剛くんと同年代でドラゴンボールの話してるとかそういう話も楽しかった。だけど今この状況で子供を連れてくるのは結構リスク高いんじゃないかな。周りの大人が皆ワクチン接種済みだから大丈夫という判断なのかもしれないけど、これだけMCで徹底している旨話しているのでちょっと気になったんだよね。笑い声のほうは、客席なのか演者なのか区別がつかなくて…通常考えれば客席だと思うんだけど、それだったらもう少しわかる気がするんだよな。でも演者ってこと考えられる?わかんないのよほんと。でも声大きいのは今の時代すごく気になる。

こんな感じで、コロナは個々の感じ方で断絶を起こしかねない非常に厄介な感染症なので自分を強く持たないと駄目だなぁと改めて感じたってのはあるんですけど。

もっと徹底してる人はライブだって行かない、行けないだろうし、こういうのは本当にね、優先順位が個人で違っているので何とも言えないね。

 

いやでもね本当に楽しかったしかっこよかったんですよ。

1曲1曲の感想を書けないのですごい大雑把な感想になってるんですけど、曲についてひとつ強烈に覚えているのが、

 

残酷な時が過ぎたら 吠えよう

 

って歌詞ですね。

sankakuの説法で「今までが幸せすぎたんだ、今は幸せ」っていう言葉が出てきて、そういう謙虚な思いも大事だけど謙虚じゃとてもやってられない世の中だから、もっと新しい幸せを探すよ私は!!!って思うほうだけど、この歌詞はもうほんとかっこよかった。

sankakuの説法はすなわち剛くんの説法なわけで、今までが幸せすぎたんだって言うその口から出てくる「残酷な時が過ぎたら吠えよう」って言葉は、どんだけ謙虚でいても未来を絶対あきらめない本能を感じてゾクゾクした。

ケリーのライブはスタンディングで声出してなんぼみたいな世界観もあるし、余計にね。だからこの歌詞本当に刺さるし、こんな世の中さっさと蹴り飛ばしてやるっていう気になる(実際そこまでのバイタリティはないんですけど)。

2時間にケリーのファンクをギュッと詰め込んだ濃密なライブでした。

あと照明がえぐいのよレーザーが!

レーザーといえば光一くんみたいなとこありますが、今回のケリーライブもそうだし、あと過去に行った平安神宮奉納演奏もレーザーえぐいですからね。

特に今回はハコが小さいのもあって濃度300パーセントくらいのレーザーを全身に浴びることができる。いやーすごかった…。

KinKi Kids、たぶん光一の王国と剛の王国があって、それが合わさってKinKiになると巨大な力を持つ帝国になるんだと思う。国民はひれ伏すばかりです。

やはりライブは力になるなぁ。

大変楽しかったです。まさか平安神宮今年あると思わなくてこっち申し込みしたんだけどね…まぁ平安神宮はさすがに宿泊兼ねる遠征になるのでね…無理だよね…。

 

あと相変わらずふぉ~ゆ~の日程がえぐすぎて今頭フル回転してる。

どうやってやりくりすんだよ!!やってやるぜ!!