たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

内田篤人が引退する

 サッカーといったら目黒くんですがそんな目黒くんがもしかしてちょっと似ている?と聞いたことがある内田篤人選手の話です。

 

いや滝沢歌舞伎ZEROの感想じゃないんかい!

デビューライブのもろもについてじゃないんかい!!

ananの翔太くん(無事ゲット出来ました)の話じゃないんかい!!!

いや24時間テレビの話は!?オンライン小喜利の話はどないやねん!?!?

 

って感じですけど、当方サッカーも観ることがあって、御贔屓のクラブが鹿島アントラーズなのでこのニュースは外すことが出来ない。

私がサッカーを観始めたのがちょうど、内田篤人がスタメンに名を連ねるようになった頃と前後している(そのわりに私の一番のお気に入り選手は彼ではなかったりもする)ので、自分がサッカーの試合という新しい興味事項をどんどん開拓していくことと内田が世界へ羽ばたいていくことを重ね合わせて観ていた節があって、単純な好き嫌いではなくてやはり特別な選手だったことに間違いなかった。

代表に初選出されてJリーグ・代表(U-23も併せて)・ACLの掛け持ちで超過密日程に陥り不調が長引きブチ切れたこともあったし、PK外した彼に泣くなお前のせいじゃないんだと思ったことだってあった。颯爽と右サイドを駆け上がる姿は本当に眩くて、当時左サイドバックを任されていた爆走系の新井場と好対照で、観ていて本当に楽しかった。鹿島サポのほとんどが彼を、可愛くて可愛くて仕方がないんだと思う。私もそうだった。別にそんな年齢は離れてないんだけど。

シャルケに移籍して試合があまり観られなくなって、人気が全国的どころかドイツ内でも人気実力共にトップクラスになっても帰国したら必ず鹿嶋に寄ってくれる。内田が観に来たら勝てる、なんて話もあったね。

右膝に大怪我を負って、それでもW杯があるからと保存療法で本番に選手生命を賭けた。私は今でも、あのときの日本代表に彼の選手生命を賭けるほどの価値があったとは思えない。あのときの試合、本当にただ1人だけ孤軍奮闘していた姿がどうしても悲しくて、そう思わざるを得ないのだ。

2018年に鹿島に戻ってきてからのハイライトはやっぱりACLだ。

準決勝ホームでの水原戦、彼のゴールでACL制覇への道を繋いだ。

ぶっちゃけあれは試合が始まってからの失点が試合を苦しくしたのだけど、それを見事に挽回してくれた。観戦に行っていた私も我を忘れて喜んだ。

これが彼の、現役最後のゴールになるらしい。

初期の彼の軽やかなオーバーラップは当然鹿島に復帰したあとはあまり観られなくなったけど、その分タイミングの良さとフィードに磨きがかかって、もともとクレバーな選手だったけどさらに賢いプレイヤーになっていたと思う。

そしてベンチにいるときに、タッチラインギリギリ(というかむしろもう入ってる)で試合に出ている選手に、レフェリーに声をかけている姿が頼もしくておもしろくもあって。もうそれ、監督じゃねぇかよって、でも説得力、あるんだろうなぁなどと思ったりもした。経験を伝えるということを、わかりやすくやり始めたなって思った。

ガンバ戦だけ観たらまだやれるじゃんよと思う。

でもこれまでもそうだった。1試合だけなら、それにすべてを賭けることが出来るならまだまだ鹿島に彼以上のサイドバックはいないと思う。それが、続かないというか続けられないっていうのは本人が一番わかっていたんだろうなぁ。

常に右膝に、そして他にもテーピングをぐるぐると巻いていた。

やめないでよ、まだやれるよと簡単には言えないくらいに彼がケガと闘って闘って闘い抜いたことは皆がよく知っているだろうし、もう本当に、長い間お疲れさまでしたとしか言いようがない。

2007年のJリーグ優勝のときにまだ未成年でコーラで祝勝会に参加していた姿から14年経って、自分の子供2人を抱えてカシマスタジアムを一周する姿には同年代ながら感慨深く、やっぱり悲しく、それでもたくさんの思い出をありがとうと言いたい。

日本最高峰の翼を持った選手だった。 特別な選手でした。

 

 

でもねこういう引退ブーストを以てしても、ATで追いつくのが精いっぱいだという今の鹿島の現状を歯がゆく思ってるんだけどどうなのよ?