たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

Endless SHOCK 20th Anniversary観てきた

昨年で20周年となったこのEndless SHOCK、コロナにより途中で打ち切られてしまい、さらに、同じ作りでの上演は難しいということでeternalといういわばスピンオフが昨年の梅芸、そして今月から帝劇で上演されている最中ですが、その昨年中止になった直後に、とりあえず撮っておいたというものを映画にしたもの。

もっとも、滝沢歌舞伎ZERO2020みたいに「映画用に撮った」わけではなくて、あくまでも舞台は舞台。ただそこに、映画館で観るためのスパイスが効いてるよって感じではある。

でも本当に、映画で観られて良かったというのがまず最初の感想です。

私、Endless SHOCK2回しか観たことないんだよね。

ここ3年はずっと外れっぱなし(その間にトラジャの子たちが結構出ていたことを後で知る)。特に昨年の公演は、20周年だったしライバル役がまさかの上田くんっていうこともあってどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうし(以下略)当てたかったんだけどあえなく撃沈し、まぁ結局昨年のは観られた人もかなり限られた人数になってしまってはいるんだけど本当に恨み辛みを今でも言うくらいには外れたことを引きずっているんだけど、結局こんな時代だからこそ、映画館で観ることができた。良いんだか悪いんだかわからない。というか絶対にこんな時代嫌に決まってるんだけど、それでも昨年のSHOCKを映画館で観られて感無量だった。

私が帝劇行ったのがもうだいぶ前なので詳細までもうほとんど覚えていなかったんだけど、オフブロードウェイで上演していたショーが絶賛され、大舞台へと活躍の場を移すコウイチたちがその中で徐々にお互いの溝を深くしていき、特にコウイチとライバル役が決定的な仲違いを起こしてしまい、暴走したライバルが舞台で使う小道具の刀を真剣とすり替えてしまい…という筋書きは変わらない。その後ライバルの見る悪夢でシェイクスピア劇が出てきたり、その後コウイチの最期のステージは和洋折衷フライングに太鼓にダンスとなんでもありのまさに「ショー」。第一幕のジャパネスクも圧巻だし、とにかくどこをとっても見所しかないっていうの、思い出した!

私は実際に帝劇に行ったときもジャパネスクが好きすぎてジャパネスクジャパネスクって言いまくっていた記憶はあるんだけどやっぱり今回もジャパネスクが好きすぎる。

何度言っても足りないけど本当に本当に本当に殺陣が好きなんですよ…。

コウイチのあの重そうな甲冑を身に着けた殺陣の迫力って凄いじゃないですか。

滝沢歌舞伎ZEROとはまた違った、一斬りに凄まじい重さが漂う殺陣というか。

あとヒールに徹してるタツヤのあの右目下に入る赤ラインが超素敵。

そして階段落ちのあとにコウイチが再度階段を昇ろうとして上を見上げるのと、階段の上でタツヤが自らが犯した罪に狂いそうになって上を見上げる姿がシンクロして幕が下りていくあのシーン最高だった。こうやって、観たいところがアップになってよく見えるっていうのが本当にありがたい。

通常の舞台だと、当然自分が座った座席から見える範囲でしか把握ができないけど映画だとそこが圧巻。登場人物のアップもあるから、ああこんな表情なんだっていうのが超わかりやすい。そしてフライングの音響!まさに頭上を飛んでいるかのような音響に拍手!光一くんマジありがとう…。

あとアップで感謝しまくったのが、第二幕タツヤの悪夢という形で始まるシェイクスピア劇のところなんですけどコウイチの「裏切り者に死を…」ってセリフとともにタツヤを、それはそれは残酷な表情で見つめる、その横顔ォォォォ!!

心底嫌なものを観るその目の、その視線の、その表情の、ゾッとするほど美しさといったらなかった。冷酷な蔑みの目、本当に背筋が凍る美しさ。何度でも言うけれどもゾッとするほど美しい(強調したい)。

あそこアップなの本当に大天才マジ大優勝誰が監督したんですか!そう堂本光一その人!!だよね!!わかってるよねそりゃそうだよね本人だもんね!!!

もうここだけでチケ代3000円が遥か彼方へ吹っ飛んだ。てかそもそもまずこの舞台が3000円で観られるっていうのがおかしい。安すぎる。おかしい。通うだろこれ映画館に。

シェイクスピアのところはタツヤも本当に感情豊かすぎて、余計につらい。

コウイチが乗り移るあの瞬間と、我に返ってコウイチにすがるような眼と、観てて可哀想になっちゃう、それくらい引き込まれる。タツヤって全体的に感情の揺れが大きくて、あとコウイチに対しても全然恐れなく突っかかっていけるのがすごく良いと思う。それに返すコウイチも結構人間っぽいっていうか、コウイチもタツヤも(あとリカも)、同じように周りが見えていなくて少し自分勝手で我が強い人間だなって思える。あとコウイチって意外と嫌な奴(笑)なので、それに対して「なんだテメェこの野郎!」って中指で指さしてくるタツヤに「いいぞいけいけ!やれるぜ!」ってちょっと応援できちゃうところあるんだよね。私はタツヤの前はヤラしか観たことないんだけど、ヤラはもっと優等生だった気がして、それをやり込めるコウイチっていう図式に見えてたのであまりにもヤラが可哀想すぎた記憶がある。優等生ヤラが壊れてしまう姿はそれはそれで鬼気迫るものがあって大好きなんですけど、タツヤはもっとヤンチャで気性が荒くてコウイチにもガンガン突っかかっていけるので、観ていて少し気が楽ってのはあります。

あとリカも怖いよ。「ねぇ、タツヤ」って言う場面。うわーうわーうわーって思ったもん。結論、シェイクスピアのところ皆ヤバい。こんなもん見せてくれてありがとうしかない。

 

今回はこうやって映画で観ることによって、ふぉ~ゆ~やその他のJr.の子たちもしっかりお顔が観られたのもよかった。

勿論越岡くんや松崎くんはSHOCKの頼れるお兄さんだしキンキコンでもずっといたから当然観てはいるわけだけど、表情が見えるのが本当にもうさぁ!良い!私とにかくヤバかったのが、

 

ねぇちょっと越岡くんかっこよすぎない!?

 

いやふぉゆだと越岡派なのは前からそうなんだけど、ちょっとこれはやばい、めっちゃかっこいいからコシオカ…SOLITARYのコシオカ最高だから…あとタスキのところのコシオカ…コウイチのフライング時にハーネスつけてトントンする係のコシオカ…信頼あってこそのトントンって考えるとコシオカ…苦しい好き…!!

あともう1人コウイチ側についているテラニシ。テラニシもあれっかっこいいね…?ソリタリとか最高じゃん?コシオカとテラニシ従えてるコウイチ超強いんだけど?

寺西くんは2017年の出演が最初なのかな?だから一応観てはいたっぽいんだけど、若い子の4年前なんて今と全然顔も違うだろうし記憶なんてないに等しいんでね、今回初めて観たみたいなもんだからびっくりだった。えーかっこいい!!

マツザキも、私が観たときはそれこそ今回のテラニシの役割だったのかな?それがマジでカンパニーの頼れるいじれる職人お兄さんになってるじゃん凄い…!!なんかもう感動してしまった。

もう1人Jr.の高田くんも全然知らなかったんだけど、ダンスきれいだし顔もきれいだし、ジャパネスクでいい役やってるよねあそこ!!

あとは昨年お名前をもらったというIMPACTorsの松井くんと椿くん。ここはね滝沢歌舞伎ZEROのお陰でだいぶ認知してたのがありがたかったなぁ。当然ながら滝沢歌舞伎とはまったく違う種類の役で、ガシガシ踊る2人はやっぱりジャニーズのかっこよさありますね。SHOCKに出てるってことはダンスめちゃウマ班なんだろうな、すごいな。ていうか2月3月帝劇でSHOCK出て4月から滝沢歌舞伎ZEROも出るの単純にすごすぎないか!?これがあれだね、Jr.にちょっと詳しくなったが故に知ることになった、彼らの体力お化けっぷりと忙しさだね。

そして当然ながら前田美波里さんのかっこよさ!最初に観たときもかっこよ!!って衝撃的だったんだけどやっぱりかっこいい。めちゃめちゃかっこいい声なんだよなぁ。

 

なんか映画だからいつも観られなかった部分が観られて、そこばかり書いてるせいで全然光一くんのこと書いてないんですけどやっぱりすごかったですよ光一くん。

だって、最初に登場するところから圧倒的存在感だもん。帝劇0番20年選手の貫禄よ。王子様なんてもんじゃない、あれはもう王様キング帝王覇王。その裏には責任を一手に引き受ける覚悟があって、だからこそあんなに輝くのかもしれなくて、だからああやって登場しただけでもう泣けてきてしまうんだよなぁ。

私は正直、1年の半分をSHOCKに費やす今現在のスケジュールにはどうなの?ってずっと思っていて、それはどうやったってキツすぎるだろっていうのもあるしあまりにもすべてをやりすぎているだろうっていう気持ちもあるし、当然ながらキンキの活動がもっとほしいって思っているところもある。でも改めて映画を観ると、なんというか、次元が違ってくる。命を削って舞台に立ち、舞台で命を燃やす覚悟を持って、こんな時代だからって絶対にエンターテイメントを死なせるわけにはいかないと、経験と技術と発想と、できる限りの全てを尽くしてショーを続けてくれている。その先にある私たちの健康まで願ってくれて、果てしなく大きな意味での「Show must go on」を体現する男なんだよなぁ堂本光一。圧巻です。

でも最近それが本当に行き過ぎてて、後輩のみならずみんなに「YOUたち」って言っちゃってんのはいよいよヤバいんじゃないって思ってる(笑)。

舞台挨拶のライブビューイングのとき上田くんに「ジャニーさんの申し子」って言われてて確かにそうなんだけど、あまりに最近同化しすぎてて大丈夫かな?ってわりと本気で心配になってしまう。まぁ大きなお世話か!

とりあえずeternal行く前にあと3回くらい観ておきたい(できるか!?)。

大体まだ感想を書ききれないのよ私。今日言いたかったことは越岡くんが超好きになりそうってことなんですけど。