たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

『四月は君の嘘』観てきた

母の死によってピアノが弾けなくなってしまった有馬公生。

その公生の前に現れたのは自由奔放なヴァイオリン弾きの宮園かをり。

かをりに振り回される公生は、かをりに惹かれていくが。

 

マンガが原作ですね。

青春モノといってもいいのかな。演奏家たちの青春。

昨年11月以来の寺西です。

なんかあらすじだけだとチープになっちゃうけど、これを生身の人間で見るとめちゃめちゃ響くんだよな。

観終わってからしばらくした今現在のほうが、作品を引きずっている感じがあります。

命がけの青春。

原作は読んだことがないけど、公式のあらすじを読む限りなんとなく顛末は見えていて、幕が上がってすぐ、かをりが公生へ書いた手紙を読む場面で予想は確信に変わる。

そして最後に向かっていくほどに若き演奏家たちのパフォーマンスの煌めきが心を打つ。

もう東京楽だし漫画だし映画にもなってるし、そもそもネタバレ気にしない人なので普通に書きますけど物語終盤、コンクールですべての感情を解き放ってピアノを弾く公生の姿が頭から離れない。母を亡くしてある意味ずっと閉じこもっていた公生をかをりが解き放つ手助けをしていく話でもあるんだけど、閉じこもっていた公生がすべてを解き放つ姿のカタルシスが凄いんですよね。

私が観た回の公生役は小関裕太くんだったのだけど、そもそも最初の一声目から「声が好き!」って思っていて、それでいて感情が大きくなっていく様子、あふれ出ていく様子、爆発していく様子を歌に乗っけてくるときの感じがめちゃめちゃ良くて、だからこそ最大限公生の感情が爆発するコンクールでのシーンが最高だった。とんでもなく良い表情でピアノを弾いて歌ってるんですよ。もうかをりに残された時間が長くないことを観客は知っていて、それを公生は知らない。もう泣かせにきてるんですけど、そういうの全部ぶっ飛ばして、小関くんの表情が!良いんだ!!!

そしてそんな公生を解き放つかをり。生田絵梨花さん、私はキンキの後ろでなんかピアノよく弾いてるよね?くらいの認識なんだけど(それはそれで酷いね私)、なんであんな可愛らしくて可憐な声を力強く可憐に出せるんだろうと純粋に感嘆してしまった。「四月は君の嘘」というタイトルの真相、私は渡くんじゃなくてキミに逢いたかったんだよ、っていうのあまりにストレートな真相に若さと煌めきを感じてしまった…マンガだよねぇ(褒めてる)。で、ちゃんと冒頭から渡くんとかをりの並びよりも、公生とかをりが並んでるほうがしっくりくるのが凄い。

まぁこれは私が、女の子に振り回されてる男の子っていう図が好きなだけかもなんだけど(笑)、かをりに振り回されてる公生の図がめちゃめちゃハマってたんだよねぇ。サッカー部部長でモテモテでチャラくて女の子に優しい渡くんも、なんかかをりと並ぶよりも、公生の幼馴染(当然公生のことが好き)の椿にデコ引っぱたかれてるほうがしっくりきちゃってるのでこれは私の好みだな…。

椿役の唯月ふうかさん、めちゃめちゃ可愛いアニメ声なんですが、その経歴からしても当然なんですけど段違いに上手いです。可愛いです。上手いです。ちっちゃくて可愛いんだけど公正を後ろに乗せてチャリの2ケツするの説得力あった(笑)。

さて寺西なんですけど、サッカー部部長のモテモテでチャラくて女の子に優しくて明るい渡くんがだいぶハマっていて、しかもちゃんとした当て馬!!!!

90年代のテレビドラマだったら、ドラマ観ている全国1億3000万の老若男女が好きになっちゃう系の当て馬キャラでした…あすなろ白書なんよ。たとえが古いですが私も再放送で観ました

それくらい、「好き」が詰まった役でした。

おそらく舞台になって一番割り食ってる役だと思うんだけどどうなんだろ。

連ドラやアニメならもっと彼の部分に時間割くだろうけど、舞台はそれができる長さではない。

細かい仕草や言動でキャラ付けをしないといけない役だったのではないかと想像する。

それは全部女の子が教えてくれる、とかなかなか冒頭からおもろコメントあって笑っちゃったけど、別に女の子を大切にしないわけじゃないし、公生とも仲良しで終盤ちゃんと支えてて、明るいだけじゃなくて本当に優しい子なんだろうなっていうのがありました。

要はアホ可愛い。マイフェアレディのフレディともちょっと通ずるアホ可愛さ(笑)。

あと単純にかっこいいです。もうそれが正直一番。ブレザーネクタイ制服そしてパーカー!うお、いたいたこういう子!顔が良い以外はマジでこういう子いる。学生時代ブレザーネクタイ制服だったのでなんかすごい、リアル。体育会系なめんな!のチャリ2ケツ本当に最高だったんだけど、あれね後ろで立ってるのは辛いんよ…。

そしてかっこいいといえば当然サッカーの試合シーンです。サッカー大好きマンとしては外せない。ユニ姿、ありがとうございますごちそうさまです。なんか体デカくなった?鍛えた?背番号11番も相俟って、パワー系FWの趣がある。すげーエグイ弾道のシュート打ちそう(笑)。

でも公式プログラムでパーカーなしでブレザーだけのお写真はもうそれはリーマン姿なんですよね…それはそれでまた良いんだけど。

で、それこそちゃんとした当て馬だったことに驚いたんですね。

えっ渡くん、もしかしてちゃんとかをりのこと好きだった?っていう。

でもまぁ、だからこそ公生に真面目に、かをりに会いに行けって言うシーンが映えるんだけど。

あと唯一ジャニーズを感じたのが、二幕上がってすぐ、セットの上でポージングしてるところですね。盆が回ってちょうど舞台の一番前に来るとき後ろ姿でポージングしてるんだけど、そのときの指先が紛れもないジャニーズ感ありました。好き。

 

私は寺西目当てで行ったわけだからどうしても彼メインになっちゃうけど、でも他の3人全員良かったし、こうなるとWキャストの別キャストも観たくなってしまう。あるあるだね。あとはアンサンブルの方たちの迫力よ!ともすればメイン4人よりも圧が強い。そこが、この舞台を単なる青春マンガものとしない迫力があるんですよね。いやーかっこよかったわ。

冒頭でも書いたけど、観劇直後からジワジワと尾を引く舞台です。

本日東京千穐楽おめでとうございます。これから地方公演、全部幕が上がるといいなぁ。何なら行きたいなぁ(やっぱりそうなる)。

そういえば開演前のアナウンスが寺西と唯月さんバージョンなんですね。これきっと、水田くんのバージョンもあるんだね。いいなーやっぱりどっちも観たいよねぇ。

 

 

四月は君の嘘【4/27】

私はこの日が最初で最後の観劇だったけどもこの日は小関・寺西ペアの楽日ということだったらしく、ダブルカテコで寺西から長めの挨拶がありました。

2020年に中止になった作品で今回againということだったけども、やり続けるべき舞台だと思うから、againのagainのagainのagainと続けたい、みたいなニュアンス。それを受けて小関くん?がagainの何乗だよね、みたいなこと言ってて可愛かった。

なので私も初演を観劇できたこと誇りに感じようと思います(単純)。

でも、当初のとおり2020年にできてたら正直私は観に行ってなかった作品だと思うから、巡り合わせだなとは感じますね。2年前って私、寺西のこと認識してなかったので。

この日は小関くんと生田さんのみのトリプルカテコもあり、久々なので戸惑ってますみたいなこと言ってた小関くんがとにかく可愛くて、挨拶を生田さんと合わせようとしたのに合わなくて最終的に生田さんに音頭取られて終わってったのがマジで可愛すぎて好きになってしまうと思った(?)。

最後までアワワアワワしてる小関くん、チョー可愛いね…あと生田さんがマジアイドル可愛いです。ダブルカテコでの寺西の挨拶のあとなんか寺西にちょっかい出してるの、あれ好きにならない人いねぇだろって可愛さだったしそれを受けて生田さんにツッコミ入れてる寺西も、あれ好きにならない人いねぇだろってかっこよさだったし、トリプルカテコでアワワしてる小関くんにキャッキャしながら音頭取っていく生田さんの可愛さ凄かった…トリプルカテコがあまりに幸せな世界で癒されました。

あと劇中、クラッカー鳴らすシーンあったけど不発だったのは演出?ではないよね?ならなくてあれ?みたいにもっかい鳴らす素振りしてた渡くん可愛かったです。

もう、可愛いしか言ってないな私!?