たまに書くかもしれない

(年齢だけは)大人のジャニオタの吐き捨て場的なもの

ドラマの話をする

・家政夫のミタゾノ

初のゴールデンミタゾノさん。ここ数年は観たり観なかったりだったんだけど、ゴールデンになった&たまたま私が観られる生活習慣だったってのもあって、久々に全話観た。なんか、こんなだっけ?ってのが若干あるけど(笑)、社会のカウンターとしてミタゾノさんが効いているので、やっぱりこういう話は好き。中身は『リーガル・ハイ』みたいなことをやってんのよね。あとは、たまに出る「漢・ミタゾノ」が最高にかっこよかった(笑)。このノリで是非また帰ってきてほしいわけですよ。

 

パリピ孔明

中盤ごっそり抜けてしまったのですが、こちらは設定が突飛なだけである意味中身は王道展開。それを、本業の人たちの音楽で圧倒的説得力持たせて魅せてくれるので楽しかった。あとは向井理森山未來ディーン・フジオカ引っ張ってきたっていうだけでもう大成功じゃね?向井くんの大河ドラマ演技、あの世界の中で浮きそうで浮かない絶妙な重厚具合だったし、森山くんの絶対の相棒感がいぶし銀だった。おディーンさまの劉備は徹頭徹尾「孔明の主君・憧れの君」としての佇まいで、視聴者もそのまま「憧れの君」として見ていられるのがとても心地良かった。

最終話、KABE太人くんが楽しそうに英子のライブに加わってきたのが大好きなシーンだったなー。

 

・大奥season2

間違いなく今年一番でした。season1は1日でまとめて観ちゃったけど、season2は毎週前のめりで観ていた。毎回毎回泣かせてくる。ちょっと、良すぎてこれを言葉にするのは難しい。最終回、瀧山が大奥のことを「この上ない喜びも、出口の見えない悲しみも」と言っていたけどまさにそうだった。ほんの少し見えた希望の光と、まさに永遠に続くんじゃないかと思ってしまうような地獄の悲しみとが同居した大奥。最終的には上様を守るため、他人が身を寄せ合って暮らすという場になった大奥の最後を見届けた天璋院と瀧山が、好きなように生きて船の上に乗っていたのはとても良かった。こうやって、地獄に生きる中にも一筋の光を求めて這いつくばって生きる人々の物語だったね。人と信頼関係を結ぶ美しさ、力強さが描かれていた作品だったように思います。

あとはとにかく役者陣が凄すぎ。出てくる人出てくる人みんなえっぐい。

本当にみんな凄かったんだけど、やはり1人挙げるなら福士蒼汰になるんだろう。

福士くん、正直これまで私が観る範囲の作品には入ってこなかった役者さんだったんだけど、この大奥は本当に、福士蒼汰に始まり福士蒼汰に終わる、その存在感凄かったです。こんなにかっこいい役者さんだったの知らなかった。有功の「仏のような佇まいとその奥に隠れていた、家光の側室への嫉妬」を見せてくれたと思ったら胤篤の「バイタリティがあって陽キャで頭がキレる、でも家定と出会って見せるようになる慈しみの眼差し、そして信頼関係」もあって、さらに天璋院としては家茂の父として彼女を支える

役割を担い、和宮や瀧山と共に幕引きをする最終回まで、とにかくいろんな表情を見せてくれた。圧巻でした。瀧山役の古川雄大も良かったね。古川くんは作品を観るのがほぼ初めてのようなものだったから、とにかく「時代劇が似合う~かっこいい~!」が第一印象。セリフと共にその表情でドラマ自体を軽やかにしたり、引き締めたり。最終回では西郷との会談で見せたあの一筋の涙がとにかく美しかった…。

やはりseason2はこの2人だな。

本当に、良いドラマでした。

 

・ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~

なんか最後まで観ちゃったけど、洋食屋がずっとコメディしててそこはおもしろかったな。ひたすら「チャカ」という言葉を使いたい洋食屋パートが一番印象的です(笑)。あとやっぱりたかおさんが最後までお茶目キュートウザおじさんキャラでレアだった。

報道パートは、所詮報道つったってスクープ取りたいだけのハイエナでしょっていう気持ちで最初から見てましたが最後まで変わりませんでした。

あとはニノのパートは、ニノが安室さんすぎて笑った(コナン見すぎ)。

 

・どうする家康

終盤の北川景子作間龍斗圧巻だったな…。

北川さんの茶々、政治的センス皆無で家康への憎悪と愛を拗らせてその思いだけで戦っているんだけど、家康と共に滅ぶ覚悟決めてからのなんていうか美しさは凄かったです。さくちゃんの秀頼も、これぞプリンスという華やかさと茶々の毒を体中に満たした負のオーラと、千姫へ向ける少しの優しさと、「これからの世に居てはいけない、魅力的な怪物」すぎて最高だった。良い役もらったねさくちゃん、、、

最終回、家康が家康であることを肯定出来て死んでいったのは良かった。ある意味秀頼も同じなんだよね。最後まで豊臣秀頼でいたいのだ、という願望。だからこそ秀頼は城の中で自害するしかなかったしね。家康はずっと、自らの性格とは真逆の世界で生きてきて、結局信長や秀吉の人生の尻拭いをさせられるハメになっただけとも言えるんだけど、そういう「戦国時代の債務整理をさせられた武将」という描き方は大河ドラマとしては斬新だったようにも思うし、今の時代でやるのもわかる。

いっぽうで、この時代に「最初の妻がずっと心にある、忘れられない」みたいなのやるんか?とも思ったし、信長の家康への偏愛は、あれもうちょっと別の方向性でやったほうが後々の老獪になったと言われる家康の行動に直接効いてきたんじゃないかとも思ってしまうんだよな。バランスが謎というか、まぁ私と合わなかったというところでしょう。でも1年間楽しく走り続けられました。松潤お疲れやで!!!

 

きのう何食べた?

8割くらいは観たかな?大奥と同時期の放送だったので、相乗効果で「人同士が寄り添って生きる」という意味を考えさせられたところはある。まぁ何食べはいうて「つがい」の話なので、男女だろうが男男だろうが女女だろうが、所詮つがいの話だろ、という感想は消えないのですが(現代の話だから余計に「自分とは違う」と思ってしまう)、寄り添って生きて老いていくその先のリアルなことを考えるという意味合いで結構シビアなドラマでもあるよね。ドラマ終盤の頃はこれがメインだった感すらある。

まぁ、シロさんとケンジって申し訳ないけど、日本で生活する人間の中では比較的「金がある世帯」だと思うので、ん~なんとも~みたいなところがどうしてもあるんよね。なんだっけあの逃げ恥のSP(懐かしすぎる)観たときに感じたモヤりに近いものがどうしてもあって、まぁこれは本人たちに罪はないので、何言ったって仕方がないんだが。

こういうの、別に現代劇でも時代劇でも同じなんだけど、やっぱり時代劇のほうがSFに近い感じで観られるから心理的ハードルが低いんだよな。

 

やっぱりドラマ観られる生活はいいなぁと思った。

退勤時間が少し遅い仕事だったので、そこから帰宅してご飯食べてお風呂入ってってやってると21時にテレビの前に座ることが不可能だったんだよね。

それがちょっと休職に近いことをしてドラマ観られるとだいぶ楽しいということに改めて気づいたな…ほんま労働なんてするもんやないです!!!!

まぁ仕方ないので労働するけどさ…。

来年もこれくらいドラマ観たいよ~~まだわからんけど観たいよ~!